「しまむら」が人気上昇中!
皆さんはもちろん「しまむら」をご存知ですよね!
衣料品を中心に小物やインテリア雑貨などを扱うお店で、とにかく「安い」がウリのチェーン店なのですが、名前のせいか、ユニクロなどに比べると正直ダサいイメージがありますよね。
確かに、商品の値段は劇的に安いのですが、イメージどおりの決してファッションセンスの高い商品とはいえませんでした。
でも、それはあくまでも数年前までのお話。。今では商品自体もかなり洗練され、ダサいというイメージはまったくありません。
そのことを顕著に現しているが「しまらー」とか「しまむらー」いう言葉です。しまラーとは、しまむらの服を好んで着ている人のことを指すそうですが、女子高生等が流行らせた言葉でもあります。
以前は、中高年層をターゲットに展開していた時期とは大きく変遷し、若いティーンズ層にも広く浸透していることがうかがえますよね!
しまむらのこだわりとは?
ファッションセンターしまむらのこだわりとは、いったいどんなところなのでしょうか?
もちろん、一番のこだわりは「商品の安さ」と「品質」ですが、これを実現するために、しまむらはさまざまな経営戦略を展開しています。
ビジネスモデルを一言でいうと、「ローコストの高回転経営」。商品をローコストで仕入れ、そして高回転で販売していくという方法です。
まず、品揃えに関しては、3か月程度先の流行などを先読みし、20以上のカテゴリーごとに専門のバイヤーを置き、商品の品揃えに関する計画を立てて仕入れをしています。また、流行の先駆けとなるパリ、ニューヨーク、ロンドン、そして渋谷、原宿などを定期的に観察しながら商品の品揃えを先読みしています。
仕入れに関しては、ユニクロ同様「中国からの仕入れ」が中心ですが、ユニクロのように製造小売り(SPA)ではなく、完全買い取りによる商品調達をしています。
また、商品の陳列は、どの店舗でも同じレイアウト・陳列方法をマニュアル化し徹底しています。
そして商品を売り切る(高回転)仕組みとして、ITコントローラーによる単品管理を行っています。これにより売れ行き予測や適正在庫管理を行い、商品の店舗間移動、商品価格の変更など、売り切るための対応が徹底されているのです。
ほかにも、郊外型店舗の標準化、多店舗経営や、流通のローコスト化など、しまむらならではのこだわりが現在の成長を実現させたと思います。
しまむらとユニクロはどこが違う?
最近になって「しまむら」とよく比較されるのがご存知「ユニクロ」ですが、品質やファッションセンスはともかく、価格面で見ると、しまむらの方が圧倒的に安いです。500円以下の商品もざらにありますからね。
ご存知の方も多いでしょうが、しまむらとユニクロでは根本的に経営形態が全く違います。ユニクロは「SPA」といって、いわゆる自社で商品企画・開発をして大量生産し販売するという形態をとっていますが、しまむらは商品の製造元や卸から商品を選んだり、あるいはオーダーに基づいて生産したものを大量に買い付けるという形態なんです。
ですから、渋谷109で売られている商品と同じものが店頭に並んでいるとしても決して不思議なことではないのかも知れませんね!
しまむらのコラボ企画が大人気!
たとえば、自称しまラーこと、カリスマ・モデルの益若つばささんがプロデュースを担当したレッグウェア「Sleg」の展開をはじめとして、人気タレントの木下優樹菜さんとのコラボTシャツも人気ですよ!
また、しまむら人気にあやかり、ファッション雑誌業界でも特集が組まれるようになりました。
「popteen」では、所属モデル、舟山久美子が大のしまラーとのことで特集が組まれたり、「Hana*chu」でも、しまラーの安カワ服特集が組まれたりしています。
そして、雑誌「Scawaii!」や「sweet」とのタイアップによるコラボアイテムも発表など、まさにひっぱりだこ状態です。
とくに、益若つばささんプロデュースのS・leg」は人気急上昇中とのことなので、ますます目が離せませんね。
しまむらに「渋谷109」と同じ品物が?!
「しまむらで渋谷109で売っている服を見つけた!価格は5分の1だった」というような記事がネット上で何件か見つかりました。
そのことについて、いろんなコメント・解説があるのですが、いずれにしても驚きの事実です。
たとえば、「あくまで類似品であり、品質や作りが違う」という意見もあれば、「まったく同じ物。むしろ品質はしまむらの物の方が上」というものまでありました。
しまむらでは、製造元や卸業者から買い付けを行っていますので、そのようなことが起こることも十分考えられます。
渋谷109などで売られる場合には、流通の過程においていくつもの小売業者が仲介したり、また、有名ブランドの場合には、いわゆる「ブランド料」と呼ばれるものが付加されたり、はたまた広告費などの見えない経費が加算されるため、どうしても高い価格になります。
その点、しまむらの場合はその前段で買い付けをしていますので、しまむらのお店で買うと渋谷109で売られている価格の5分の1といった可能性も十分あると思うのですが・・・
しまラーの仕掛け人は「益若つばさ」?!
それは、カリスマ・ファッションモデルとして超人気の益若つばささんが、TV番組で自らのしまラーぶりを語ったことがきっかけだとか。
益若さんといえば、雑誌「ポップティーン」出身の超カリスマモデル。そして、主婦であり、一児の母でもある彼女は、女子中高生、若い女性だけでなく、ヤングママからも絶大なる人気を博しています。
そんな彼女が「しまむら」を愛用し、賢く利用しているという番組をきっかけに、今まで全く無関心だった若い女性層がこぞってしまむらに押し寄せるという事態に発展しました。
某調査機関によれば、この番組をきっかけに巻き起こった経済効果が、なんと100億円とも言われています!